導入事例

ABC株式会社様

DRIVEBOSSを導入して多地点巡回業務の効率化を実現、
熟練ドライバーのノウハウを“見える化”して
配送業務の標準化にも成功

  • 試用期間を通じて、DRIVEBOSSによる多地点巡回業務の効率化を実感
  • 熟練ドライバーの暗黙知を“見える化”して業務フローを改善
  • 車両の動態管理も実現、安全運転の啓蒙にも有用
  • 今後はAIを活用した巡回ルートの作成支援にも期待

営業・事務処理支援や物流・配送などの事業を展開するABCでは、グループ企業であるアットホームからの委託を請けて、古くなった不動産情報の図面を回収している。その際には一人のドライバーが数多くの不動産仲介会社を回ることになるが、これまで同社では業務効率化のために、回収ルート記録用のSDカードと車両搭載のカーナビを組み合わせたサービスを利用していた。しかし“どんなコースを回れば効率的か”は最終的にドライバーの経験に委ねられることになり、また利用サービスの提供中止も決まった。そこで同社は代替の仕組みを模索、新たに採用したのが、パナソニック カーエレクトロニクスの提供する業務車両管理システム「DRIVEBOSS」だった。

効率的に回収業務ができるかどうかは、ドライバーの経験に委ねられていた

ABC株式会社
業務部 部長
片桐直樹氏

 不動産情報の仲介/提供を行うアットホームでは、ディベロッパーやオーナーから物件情報の提供を受けてチラシを作成し、営業担当者が街中の不動産仲介会社に配布して回っている。今はインターネット上で物件情報を見ることもできる時代だが、店頭に掲示したり、来店者に提示したりする“紙”のニーズが無くなるわけではない。しかし1~2か月も経てばチラシの情報は陳腐化していく。

 そこでABCでは、アットホームからの委託を請けて古くなった図面の回収業務を行っているが、アットホーム加盟店は首都圏に約1.9万社もある。そのため一人のドライバーが1か月20日間をかけて合計1000~1300社以上、1日平均で50社以上もの不動産仲介会社を回ることになるが、以前はドライバーの経験が“物を言う”状態だった。当時の状況について、業務部 部長の片桐直樹氏は次のように説明する。

 「1か月に1000社以上の加盟店を回ることのできるドライバーは、担当エリア内の加盟店の場所や道路を熟知している人で、ある意味“職人”です。そうなってしまうと、なかなか人の入れ替えもできませんし、何より辞められてしまうと本当に困ってしまいます。後進を育てるにも時間がかかる。そこで業務用ナビシステムの利用を検討することにしました」。

 そして片桐氏は2010年、ある展示会で紹介を受けた業務用ナビシステムを検討して採用を決定、約20台の車両に導入した。

 「その際の業務フローは、まず各ドライバーが事前に訪問ルートをPC上で作成して、そのデータをSDカードに保存し、運転開始時に車両に搭載したカーナビ本体に装着して、あとは画面上に表示されたルートに従って業務を行うという流れでした。しかし利用開始から2年後、そのサービスが提供中止になってしまいました。そこで改めて代替となるサービスを模索し始めたのです」。

新たなナビシステムとして、SDカード不要の「DRIVEBOSS」を採用

 ABCでは、サービス提供が中止されて以降も、約5年間は何とか利用を続けたが、当然ながら地図情報の更新やWindows OSのバージョンアップへの対応も全く行われない。サービスを利用できるPCの手配も段々難しくなっていったという。

 「やはり更新されないサービスのままでは、様々な環境変化に対応していくことができません。そう感じていた2016年、新しく名古屋にも拠点を構えることになり、そこでは図面の回収業務に加えて、アットホームの営業担当者が行っていた図面を配る業務も請け負うことになりました。これを機に新たなナビシステムの導入を検討することにしました」。

 名古屋の拠点(中部営業所)には、東京で旧サービスを使っていた人員が赴いており、片桐氏はその担当者に情報収集を指示、そこで候補として挙がってきたのが、パナソニック カーエレクトロニクスの提供するSDカード不要の業務用車両管理システム「DRIVEBOSS」だった。

 DRIVEBOSSは、各車両に搭載したカーナビで記録した運行データを無線通信でクラウド上に蓄積し、インターネットを介して、いつでも、どこからでも閲覧することのできるサービスだ。管理者は本社や拠点からクラウド上のDRIVEBOSSシステムにアクセスし、運行データを一元的に閲覧することや、収集したデータを分析して業務の改善や安全運転の促進に繋げることができる。ドライバーに対する配送ルートの指示も、オフィスのPCからインターネットと無線を経由して出すことが可能だ。

 同社では、2017年7月からDRIVEBOSSの試用を開始、使い勝手を十分に評価した上で同年9月、まずは中部営業所の車両2台にDRIVEBOSSを導入することを決定、その後、さらに全社で11台を追加導入した。